科学の芽 入賞のコツ

科学の芽は筑波大学が主催する小中高生を対象にした全国最大規模の理科自由研究コンクールです。
入賞のコツはどうなっているのでしょうか!?

基本情報

まずは基本情報をチェックしましょう!

対象全国(海外を含む)の小・中・高生
テーマ自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたこと
応募期間8月中旬〜9月中旬
応募方法応募作品は、レポート用紙A4判 片面10枚以内
審査プロセス筑波大学教員、筑波大学附属学校教員及び後援団体関係者などが審査・選考を行います
賞と副賞賞状と記念品

対象

対象は全国(海外を含む)の小中高生です。
2024年の第19大会では合計2377件の応募がありました。
かなり大規模な大会になります。

テーマ

ホームページには「自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたこと」とあります。

理科の研究であればなんでもアリ!と言った感じですね。

応募期間

8月中旬〜9月中旬で応募可能です。

締切が9月中旬なので実験などは遅くとも夏休み中に終わらせる必要がありますね。
9月からは学校が始まって忙しくなるので、できれば夏休み中にまとめまで終わらせたいところです。

応募方法

  • 応募作品は、レポート用紙A4判 片面10枚以内にまとめてください。
    表紙は枚数に含みません。レポート用紙の両面使用は禁止致します。
    手書き、PC等による作成のどちらでもかまいません。

とあります。

枚数制限があり、(工作系では)作品などを提出することもできないので、いかに簡潔な文章と写真で研究成果をアピールできるかが鍵となります。

審査プロセス

筑波大学教員、筑波大学附属学校教員及び後援団体関係者などが審査・選考を行います

賞と副賞

小学生

点数副賞
科学の芽賞9点表彰式にて学長から賞状と記念品を贈呈
奨励賞10点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします
努力賞55点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします

中学生

点数副賞
科学の芽賞7点表彰式にて学長から賞状と記念品を贈呈
奨励賞6点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします
努力賞43点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします

高校生

点数副賞
科学の芽賞1点表彰式にて学長から賞状と記念品を贈呈
奨励賞6点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします
努力賞19点賞状と記念品を1月中旬から順番に発送いたします

努力賞まで含めると、割と高確率で入賞が狙えます。

小中高と上がるにつれて入賞の数が減っているのは、応募数が減るためだと考えられます。
むしろ高校生は応募が少ないのでチャンスかもしれません。

応募者全員に記念品(2024年はクリアファイルでした)が配られるそうです。

受賞作品

どういうスプーンだったら、ヨーグルトカップはたおれないか?

毎朝食べるヨーグルトのカップにスプーンを入れていると、カップが倒れてしまうという課題に対してどのようなスプーンであれば倒れることが防げるかに注目した研究。

家にあるスプーンで重さや長さによる倒れる・倒れないの違いを実験で明らかにした。

また、スプーンの先にヨーグルトが残っていれば倒れないのでは?と仮説を立てて検証。
重心についてしっかりと考察をしていた。

カルピスを楽にしっかり混ぜるには?

家でよく飲むカルピスに注目した研究。
楽にしっかり混ぜるにはどうしたらいいのだろうか?と疑問を持ち原液と水を入れる順番、混ぜるための道具などを変えながら実験を行なった。

物の色はなぜ見えるのか

色の見え方について、光、もの、目によってどのように変わるのかレゴブロックなどをうまく利用しながら実験を行なった。
写真付きの表にインパクトがあり、まとめ方がとても綺麗だった。

入賞へのアドバイス

科学の芽では審査の観点を公表しています。

小学生では以下の3つが評価ポイントになっています。

  • テーマの独自性
  • 探究力(実験する力)
  • 表現・活用

特に大事なのがテーマの独自性。
ヨーグルトやカルピスの混ぜ方など、日常生活にある「種」からしっかり「芽」を出すことが文字通り大切になっていると感じます。

その種に対して適切なアプローチが取れているのか。
これは大学が主催していることもあり、実験の組み立てがきちんとしているもの(条件指定など)の評価が高い傾向にあります。

最後の表現・活用はA410枚に綺麗にまとめられるかどうかが鍵になります。
図や表をうまく使いながら、実験の結果を伝えられるようにしましょう。
また、「その結果が実生活にどう役立ったのか」が最後に述べられているとポイントアップです。

筑波大学は総合大学で芸術や体育の学類もあります。
入賞作品にも芸術系や体育系も幅広く入っているので誰でもチャレンジしてみる価値はあります。

レベル感としてはシゼコンのように何年もかけた研究じゃないと入賞できないということはありません。
夏休みの宿題として1〜2ヶ月しっかりやれば入賞も狙うことができます。

評価を行うのが大学の教授陣なので、実験の組み立て方とまとめ方がとても重要になっています。
このブログで学んでください。

チャンスは全員にあります、ぜひチャレンジしてみてください!

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