キューピーの自由研究はキューピー主催の食をテーマにした全国規模の自由研究コンクールです。
入賞のコツはどうなっているのでしょうか!?
基本情報
まずは基本情報をチェックしましょう!
対象 | 全国の小学生(1〜6年生) |
テーマ | 食のことならなんでもOK |
応募期間 | 7月上旬〜9月1日 |
応募方法 | レポート・作文・工作・手作り新聞など、どのような形式でも |
審査プロセス | キューピーの従業員が審査・先行します |
賞と副賞 | 賞状、オリジナルキューピーグッズ |
対象
対象は全国の小学生です。
応募総数はホームページでは公開されていませんでした。
テーマ
- 食に関することであれば、なんでも結構です。テーマ例も掲載していますので、ご参照ください。
食に関することであればなんでもOKということで、キューピーらしいテーマになっています。
研究例としては、「マヨネーズについて調べてみよう」「食料ロスについて調べてみよう」「サラダについて調べてみよう」などがあります。
後ほど、受賞作品のところでも触れますが「スポーツ×食」など、食と自分の好きなものを絡めた研究なども高評価を得ています。
料理をしたり、食べることが好き!家で畑などをしていて野菜を育てるのが好き!などの子はぜひチャレンジしてみて欲しいです。
応募期間
7月上旬〜9月1日で応募可能です。
締切が9月1日なので、夏休み中にまとめきっている必要があります。
応募方法
- レポート・作文・工作・手作り新聞など、どのような形式でも
2024年の受賞作品は全てレポート形式でした。
写真なども盛り込めて、ある程度の情報量があった方が有意だと考えられます。
一方、工作など食と絡めることが難しいまとめ方であればそれだけで一目置かれる作品になるかもしれません!
枚数制限などはありませんが、ダラダラと長くなりすぎないように注意して、簡潔に詳しく書くことを意識してください。
審査プロセス
審査の中身はわかりませんが、キューピーの社員の方が選んでくれます。
食のプロフェッショナルなので、細かいアピールポイントまで気づいてくれそうですね
賞と副賞
賞 | 点数 | 副賞 |
〇〇賞 | 全14作品 | 賞状とキューピーオリジナルグッズ |
スポーツと栄養賞、お弁当開発賞などそれぞれ名前のついた賞が2024年は合計14作品受賞しました。
受賞作品
運動大好き!ぼくにとっての栄養と体調
スポーツが大好きで、家庭科の調理実習の経験から「人にはそれぞれ自分に合った食事がありそう」と仮説を立てました。
尊敬するスポーツ選手の食事メニューを参考に10日間、食事を改善しそれを細かく記録、運動の記録や便の様子までしっかりと記録し、そこから考えられる結果を自分なりに考察しました。
その結果を受けて、メニューを改善しさらに10日間の記録を行いました。
この研究のすごいところは、メニューを自分で考えて終わりにせず、しっかり10日間食べてみて自分の体調の変化を記録していったところになります。
以下のリンクから見ていただければと思いますが、かなり詳しく分析されています。
私たちとお弁当
海外のお弁当と日本のお弁当に違いがあることを発見!
そこからお弁当に興味を持ち、「お弁当とは?」「私のお弁当」「小学生の理想のお弁当」について調べました。
特に良かったと思うのが書具悪性の理想のお弁当について。
小学生10人アンケートをとり、理想のお弁当のデータをとっていました。
そのアンケート結果をもとに理想のお弁当を実際に作るところまでしているのが素敵だと思いました!
シマミミズ・マジックご覧あれ・・・・・。
家庭の生ごみを減らしたい!という着想から生ごみを分解するミミズを小型生ごみ処理容器と合体させた大作!
研究としては一番クオリティが高かったと感じました。
自分で課題を設定し、シマミミズを使えば解決できると仮説をたて、実際にゴミ処理容器を作成し生ごみを減らすことに成功しました。
どのような条件ならば、一番ゴミを分解することができるかを突き詰めしっかりまとめることができていました。
入賞へのアドバイス
評価ポイントはホームページには明記されていませんでしたが、まとめると以下の3つが重要ポイントとなります。
- 日常生活や社会で見つけた課題、目標があるか
- 自分なりの食へのアプローチがあるか
- 研究の結果をわかりやすくまとめられているか
まず大事なのがテーマの独自性。
自分の日常に関係のあるテーマか、生活の中で感じた疑問をうまくテーマにしている作品が高評価を得ています。
そのテーマは決して壮大なものである必要はなく、「〇〇に喜んでもらえるおにぎりを作りたい!」「こんな味のヨーグルトが食べてみたい!」でも良いわけです。
そこにしっかり熱量があれば、結果も自ずとついてきます。
次はその課題・目標に対して自分なりの食のアプローチが取れているか。
実際に何か料理をするにしても、自分なりの工夫が必要があります。
「なぜその材料にしたの?」「なぜこういう進め方をしたの?」という質問に答えられるように研究を進めていきましょう。
できればその間にたくさんのデータをとること。
上記で紹介した研究はどれも自分でたくさんのデータを取っていました。
最後に文字、写真、図をどうやって使いどのようにまとめるかがとても重要になります。
図や表をうまく使いながら、実験の結果を伝えられるようにしましょう。
ここに掲載されているわかさん(バナナ博士賞)のまとめかたがとてつもなく綺麗だったのでぜひ参考にしてみてください。
応募総数が分からないのであくまで推測ですが、レベル感としては自由研究初級レベルと言ってもいいかもしれません。
夏休みの宿題として1〜2ヶ月しっかりやれば入賞も狙うことができます。
難しいことをやる必要はありませんが、その食への熱量は絶対に大切です。
熱量と、自分なりのアプローチがあればいいところまで行けるのではないでしょうか!?
チャンスは全員にあります、ぜひチャレンジしてみてください!